Samsung - Galaxy S Android2.3 でCWM(ClockWorkMod)のROMバックアップとBLN(BackLightNotification)を両立させる

Galaxy S Android2.3のROMが色々と出ていますが、今のところCWM(ClockWorkMod)のROMバックアップと
BLN(BackLightNotification)を両立させるものがありません。
やり方が悪いのかもしれませんが、CWMを使ってROMのバックアップとリストが出来るのは
CF-Root3.2だけです。
しかし、CF-Root3.2はBLNがありません。

一方、BLNが可能なROMはいくつか出てきましたが、基本DarkCoreカーネルを使っているようです。
しかしDarkCoreカーネルはROMのバックアップとリストがうまくできません

  • v2.4はリストアが開始出来ない。(手作業で回避はできますがv2.5の問題が発生します。)
  • v2.5はリストア自体は完了しますが起動出来ないという状態です。

そこで、ちょっと面倒ですが、SGS kernel flasher を使って

ROMのバックアップとリストアは、CF-Root3.2を使う
通常使用時には、DarkCore2.5(またはBLNが動くカーネル)を使う

というようにする事にしました。

SGS kernel flasherはAndroid上でカーネルのバックアップとリストアが出来るアプリなので
動いた状態でバックアップを取っておけば後でその状態のカーネルを復元できます。
こいつはAndroid Marketからダウンロード出来ます。



やり方は以下の通り

1.BLNが有効なROMを選択してダウンロード、インストールする

2.インストールが終わったら、SGS kernel flasherをインストールして
BLNがちゃんと動くことを確認します。

3.SGS kernel flasherを起動して、「backup kernel」ボタンを押して
現状のカーネルをバックアップします。
バックアップしたカーネルは、
/sdcard/sgs-kernel-flasher/backup
ディレクトリの下に作成されます。
ファイル名が、「kernel-日付-番号.zip」のような名前でバックアップされるので
後で分かるように名前を変えておくと間違えがなくて安心です。

4.CF-Root3.2をインストールします

CF-Root3.2のファイル

CF-Root-XX_OXA_JVO-v3.2-CWM3RFS.tar

を内蔵SDカードにコピーしておいて、SGS kernel flasherの「choose kernel」で
このファイルを選択して書き込むか、Odin3を使って書き込みます。
インストールすると、「CWM」というアプリが追加されます。



このアプリを使ってバックアップ、リストアを管理すると便利です。
また、EXT4に対応するために、CF-Root-ext4-v1.3-Addon.apk を内蔵SDカードにコピーして
「CWM」アプリから「Install APK」を選択してCF-Root-ext4-v1.3-Addon.apkを
選択してインストールすると、「ext4」というアプリが追加されEXT4の対応が行われます。
このアプリでEXT4への対応の確認が出来ます。



5.CF-Root3.2で今のROMをバックアップ、リストアしてバックアップ、リストアが出来ることを確認します

6.SGS kernel flasherを起動して、「backup kernel」ボタンを押して
CF-Root3.2のカーネルをバックアップします。
こちらも分かりやすいように名前を変えておきます。

以上で準備は終了です。


あとは、


ROMをバックアップする時には、SGS kernel flasherで、CF-Root3.2カーネル
「choose kernel」→「flash kernel」(Auto-Reboot after flashのチェックはOFFにする)
の手順で書き込んでから「CWM」で「Backup」を実行します。
バックアップが完了したら、SGS kernel flasherで、BLNカーネルに戻します。(この時はAuto-RebootをONにする)
BLNカーネルで再起動してきたら通常の状態になります。



ROMをリストアする時にはSGS kernel flasherで、CF-Root3.2カーネル
「choose kernel」→「flash kernel」(Auto-Reboot after flashのチェックはOFFにする)
の手順で書き込んでから「CWM」で「Restore」を実行します。
リストアが完了したら、SGS kernel flasherで、BLNカーネルに戻します。(この時はAuto-RebootをONにする)
BLNカーネルで再起動してきたら通常の状態になります。




少し面倒ですがROMをバックアップしておけるという安心感には変えられません。